今回2度目となるタスマニア。ゴンドワナ大陸時代から続く長い地球の歴史、世界的にも珍しい野生動物、南十字星や大マゼラン星雲など夜空を埋め尽くす星たち、絶景の中を走り抜けるロードトリップなど、今回も数々の素晴らしい時間を与えて頂きました。
今回も真夏のブリスベンでオーストラリアへ入国。シャトルバスで国内線ターミナルへ移動し2時間のフライトでタスマニアに到着すると、小さな地方空港では、傾斜が緩やかなで折返しタラップで地上へ降り立ちました。乗客への配慮に優しさを感じます。
空港を出て直ぐ隣のレンタカーセンターで、今回お世話になる愛車に乗り込みますが、日本を出発した2月は真冬で我が家の最低気温が氷点下11度だったので完全に季節が真逆になりました。
先ずはハイウェイに入りタスマニアの州都ホバートへ。 大きなスーパーで買い出しをして、丘の上のコンドミディアムにチェックイン。
因みにホバートは、日本で言えば長崎のように坂が多く、ジェットコースターのようなスリルある斜度の坂を登って到着しました。
チェックインして荷解きをしていると、さっそく庭にワラビーやパディメロン、珍しい野鳥たちが遊びに来てくれ、つくづくタスマニアが野生動物王国なのを実感します。
今回も初日にはブイヤベースを作り、地元の酒屋で買ったワインやクラフトビールなどで、これから始まる冒険の旅に乾杯!
2日目の最終ゴールは西海岸の港町STRAHANですが、道中には素晴らしい場所が幾つもあるので、先ずはホバートから100キロほどのマウントフィールド国立公園へ。
マウントフィールド国立公園については、昨年のタスマニアブログにて詳しく説明してるので今回は簡単な説明にしますが、ここではジュラ紀の姿のまま生き残っている木生シダのディクソニアや、5000万年前のまだ緑豊かだった頃の南極大陸の光景が、南極大陸から分離し北上したタスマニアに残り広がっています。
タスマニアを含むオーストラリア大陸は現在も年間7センチというスピードで北上してますが、プレートが違う南極は完全に孤立して360度寒流に囲まれてしまったため最低気温が最大マイナス89℃、厚さ2500mという分厚い氷に閉ざされました。
因みに日本の面積の約40倍の南極大陸には、スイスアルプスを超える標高4892mのヴィンソンマシフや標高4000m級の山々が連なる長さ3500キロもある南極横断山脈があり険しい山岳を含む壮大な地形なので、大陸の存在しない北極とは大きく異なるのが面白いですね。
その南極大陸から発見されたディクソニアや南極ブナの化石から、分裂する前の南極にここと同じような光景が広がっていた事がわかりました。
驚いたことに、タスマニアを含むオーストラリアの森の3/4(75%)がユーカリの木で構成されてます。
その中でも山火事の熱で発芽するよう揮発性のガスを自ら発生して引火しやすいよう独自の進化を遂げたユーカリは、ここでは高さ最大80mにもなり、見上げるとひっくり返りそうになります。
そして、マウントフィールドの森ではユーカリ独特の良い香りが風に乗り漂う中、彼方此方から野生の可愛らしい視線を感じます。
4枚目の写真はポッサムのウ◯チ💩 。ユーカリの葉を食べるのポッサムのウ◯チは、乾燥してるとほんのり良い香りがするので、皆さんにも体験して欲しくて嗅いでみたところ、まだ新鮮でツヤツヤした粘液に覆われていたのでモロにウ◯チ💩の香りがして悶絶しました。
その時、メンバーさんの一人が枝で割ってみたところ中身はやはり良い香りがしました。
わざわざ遠い南半球まで来て大の大人がウ◯チ💩を囲んで真剣に何をしてるんでしょう。でもこれも他では体験できない貴重な楽しみ方です🤣
ラッセルフォールまでの往復トレッキングを終え、この後もトレッキングの予定があったのですが、午後から強い雨が降り出したのでトレッキングは中止にして、明日訪れるクレイドルマウンテンから繋がっているセントクレア湖とアイアンブロウという銅の鉱山跡などを観光し、目的地のSTRAHANに到着。
ホテル到着時もまだ雨が降っていたので近所の小さなスーパーで足りない物や果物など買い出しをして、夕食はホテルのレストランで19時からビュッフェを予約しました。
レストランでの夕食時にはちょうど晴れてくれ、地元の生ビールや赤ワインなど飲みながら眺めのいい窓際の席で気持ち良いディナーを過ごしました。
レストランのテラスからの光景。
西海岸は日没が遅いので、夜9時近くになってやっと南インド洋に陽が沈みました。
夕食時にはこんなに晴れていたのに、この日は上空に強い寒気が入っていたため真夜中には再び豪雨となり、屋根を叩きつける程の雨音と近くに落ちた雷鳴で目が覚めました。
3日目。明け方まだ雨雲が残っていたので早出はやめて、時間調整を兼ねて昨晩と同じレストランで朝食バイキングを頂きました。
フルーツコーナーにはカエルの卵のようなデザートがあり大騒ぎでしたが、グラナディージャというパッションフルーツの仲間だったようです。
朝食を食べてる間に青空が広がって来たので、ホテルをチェックアウトし、予定していたヘンティ大砂丘へ。
タスマニアより西側にはアフリカ大陸まで陸地が無いので、南極海の影響をモロに受け強風により砂も地形もどんどん移動するので、ここでは植物がほとんど根付けないそうです。
そんな中でも砂の吹き溜まりには植物がちゃんと根付いてました。
蟻地獄のように崩れる急斜面も、昨夜の大雨のお陰で湿って歩き易い(?)感じがして助かりました。(写真では伝わりにくいですが、ここの斜面、40度くらいあるのでストックを使って登ってもらいました)
砂丘を後にこの日はクレイドルマウンテン国立公園へ向かいますが、途中の田舎町でトイレ休憩に寄ったりガソリンスタンドで給油したり、天候もコロコロ変わる中3時間ほどでクレイドルマウンテン国立公園へ到着。
先ずはビジターセンターで、前日の分も含め今回訪れる国立公園3箇所分の入園料とシャトルバス代などを支払い、隣のカフェでサンドイッチやパイなどを買いランチをいただき、またチェックインまで時間に余裕が合ったのでシャトルバスに乗り込み、軽く足慣らしをしに昼間でもウォンバットとの遭遇率の高いトレッキングルートに向かいました。
歩き始めて暫くすると丘の上の方に豆粒ほどのウォンバットを発見し、皆さんにも目を慣らしてもらい歩き続けていると、まだ昼間なのに次々に現れてくれ、帰り道でもウォンバットが居たので愛情をたっぷり込めて『もう少しこっち来て〜』と声を掛けるとテクテクと坂を降りて来てくれ目の前でサービス。 愛らしいぬいぐるみの様な姿なのでおっとりして見えますが、実は時速40キロで走れ、巣穴に侵入しようとする敵を甲羅の様に硬いお尻で気絶するほど叩いたりする防御技も持ってるんです。
小さな恐竜のようなタスマニアオグロバンが走り回っていたり、足慣らしでちょっと歩いただけでも野生動物の宝庫です。
この日の夕食はキーマカレーにしました。僕のキーマは目玉焼きを乗せタコライス風にするのがポイント。
国立公園内は物価が高いのですが、42° S(タスマニアが南緯42°前後)と言う白ワイン、一本5000円近くしましたが美味しかったです。
食事中にふと視線を感じると、毎日テラスに遊びにくるクロフエガラス。 窓を開けても逃げず目で物申す姿が凄い存在感で負けそうになります。
タスマニア4日目はクレイドルマウンテンのアタック日でしたが、翌日の方が天気が良さそうだったので予定を入れ替え、Doveレイクを半周した所で皆さんの調子も良さそうだし、風や雲が多めながら雨天ではないので一般的ではない(観光客には登れないので人が居ない)クレイドルマウンテンの直ぐ下から氷河湖を巡るルートへ向かいました。
ガスが多かったお陰で眼下の湖に虹が掛かったり、植物達が湿気で生き生きしてました。
この日の夕食は近くのレストランでステーキやサーモンやピザ、サラダなどをテイクアウト。
そして陽が暮れるとコインランドリーから帰ってきた皆さんの歓声が聞こえました。
天の川銀河や南十字星など、外に出てみると満天の星。(星空の写真は数日後のフレシネ国立公園で綺麗に撮れたのでそちらで載せます)
今回は月が出てないので夜空が暗く、星座がわからなくなるほど沢山の降って来るような星空を見る事ができラッキーでした。
タスマニア5日目 いよいよクレイドルマウンテンへアタックする日です。
予報では晴れるはずですが出発時は曇っていたので、念の為まずはビジターセンターへ。予報は当てにならない部分もあるので山の天気は現地でいつも観察してるスタッフに聞くのが一番。
『クレイドルマウンテンに今日登れるなんて運がいいね!! 必ず快晴になるから楽しんで!』とお墨付きを頂き、シャトルバスに乗り込みトレイルヘッドへ。
眺めのいいマリオンレイクでクレイドルにはアタックしないメンバーさん2人と別れ、先も長いので少しペースを上げ前進!
昼前までガスが多めでしたが高層湿原へ抜けた頃に、幕を引いたようにガスが吹き飛び始め、クレイドルマウンテンが全貌を表しました。
池塘や氷河湖が点在する高層湿原で、果てし無く続く木道を歩く幸せ😄
これまで一緒に日本の山々を歩いて来た皆さんが、遠い南半球の雄大な大地を歩く後ろ姿に僕は一人で感動してました。
皆さんの後ろ姿から『気持ちいい!!』が伝わってきます🙂
キッチンハットという避難小屋までは穏やかな木道でしたが、そこから先は壁の様に立ちはだかるクレイドルマウンテンへと登っていきます。
ここから先、クレイドルマウンテンは日本で言えば『北穂〜涸沢岳〜奥穂』レベルの岩場の連続です。
どんどん標高が上がるとスリルと比例して絶景の連続になります。
ここから先のルート上には基本的に目印のポールが所々に立ってるだけで、日本みたいに赤い印とか登山道の様な道は無し。更に一つ一つの岩が大きいので自分達の手足の長さで安全に登れるルートをファインディングしながら、時には岩のトンネルを潜り抜けたりします😁
遥か下の方には縦走路を歩く登山者たちや氷河湖が小さく見えてます。
すれ違いが難しい箇所も多く、『登れても降りられない初心者』も多いのでクレイドルマウンテンはいつも渋滞してますが、世界中からやって来た全員から滲み出てる共通認識『思ったより大変』や叫び声の中、みんなで一つの巨大な山に挑戦してる一体感があり、お互いに道を譲り励まし合いながら進みます。この日は途中で日本の若者達にも何人か会いました。
欧米人の手足の長さを生かしたルート取りやスピードには負けますが、そんな中でも我がチームは3点確保においては一番丁寧に、危なげなく歩いていたと思います。
常連さん達は日本国内の僕のツアーでも、比較的難易度の高い山で岩場や難ルートも沢山経験してるので、楽しんで歩いてる余裕も感じられましたし、一つ一つの岩が大きくて大変だったと思いますが安心して引率できました。
クレイドルマウンテンはまるで巨大な怪獣の背中のようで、それこそゴジラの背です。
結構頭も使いながらあの手この手でよじ登り、いよいよ巨大な怪獣の頭に近づいてまいりました!
山頂付近まで来ると、何処が山頂か分からないほど広々しています。
山頂からは広大な大地や山々が遥か遠くまで見渡せ、登頂までの長い道のりと喜びを他の登山者達とも分かち合いました。
あまりに気持ち良かったので少しのんびりして、下山もまた岩場の連続が待ってるので名残惜しいですが下りて行きます。
下りも何事もなく岩場を楽しみながら無事に来ました。
ここまで来れば一安心、感動の余韻に浸りながら穏やかな木道をのんびりと・・・と言いたいところですが、ここから最終バスの時間との戦いが始まります。
もし18時の終バスを逃すと、ビジターセンターまで徒歩で3時間も戻るしかなくなるので、万が一終バスに間に合わなかった場合に備えて僕だけバスに乗り車で迎えに戻ってくる作戦で、今年も僕が走って先行しました。結果的には皆さんも僕が想像してたより急いで降りて来てくれたので何とか間に合い、全員でバスに乗り込めました。
湖の向こうに数時間前まであの上に立っていた、ノコギリの歯の様なクレイドルマウンテンが見えてます。
大自然も凄いけど、そこに果敢に挑戦する人間の想いと、一歩一歩の歩みも凄いですよね。
19時頃に宿に帰ると、この日は別行動で先に帰っていたメンバーさんが、温かいご飯の支度を済ませてくれていて、阿弥陀様に見えました😭
鯖の缶詰を使った美味しい親子丼を囲み、今日あった出来事をお互い報告しあったり、家族旅行のようなアットホームな雰囲気で夜も更けて行きました。
(万が一逸れた場合のために、別行動するメンバーさんにはAir Tagという発信装置を付けてもらい、僕のスマホで位置を確認出来るようにしてるので安心です)
タスマニア6日目はクレイドルマウンテン国立公園を離れ、次の目的地フレイシネット国立公園へ。
途中のデロラインという街のスーパーで今後のために足りない食材を買い出しし、広大な大地をひたすら東へ向かいます。
東海岸に出ると真っ白に輝く海岸線が目を惹きましたが全員腹ペコだったので、更に1時間ほど走ったビチェノという街でランチ。
揚げたてのイカ、エビ、白身魚、ホタテなどのフライセットは美味しかったですがとにかく量が多い😅
お腹を満たしたらフレイシネット国立公園まで更に車で1時間。
因みにビチェノは昨年宿泊地にしたのですが、フリシネ国立公園まで片道1時間の距離で毎日通うのが大変だったので、今年から宿泊は国立公園内にしたのです。
今朝までいたクレイドル方面とは全くの別世界。エメラルドグリーンに輝く海と花崗岩の山々が連なる半島が一望できる、ハネムーンビーチに着きました。
花崗岩がオレンジ色に見えるのは地衣類で、その海岸にびっしり着いてるのは全てムール貝です。
去年はビチェノから毎日往復2時間通うのが旅の後半には結構大変だったので、今年はここからも歩ける距離の別荘地にして気が楽です。
別荘地にはヨットを牽引した車が停まっていたり、休暇を海で楽しむために来た人達が集まるリゾート地。
そして今回我々が滞在する別荘はこちら。スマホにメールで届いた鍵の開け方が分かりずらかったですが、素晴らしいロケーション。
3ベッドルームにはキングサイズベッド、クイーンサイズベッド、2段ベットが2台も。50畳ほどもあるリビングは全面ガラス張りなので空と山と海まで見え、自然との一体感のある解放感のある物件でした。
そして何と言っても今回この物件にした一番の決め手は、東南向きの広いテラス。
南半球の星空を居ながらにして好きなだけ観察できるテラスから見る天の川銀河、南十字星、大マゼラン星雲、北半球とは全てが逆さまに見える天体たち、、、それはそれは言葉に出来ないプライスレスな時間でした。
この夜このテラスから見た星空がこちら↓
南十字星や大マゼラン星雲が肉眼で確認しやすくなるのが22時頃から。これより早い時間だと地平からの高さが低くて町明かりに邪魔され見えづらいので、夕食後に洗い物とか済ませて少し落ち着いてからが丁度良いタイミングでした。
僕は2段ベッドのマットレスをリビングの窓際に移動し、寝ながらもこの星空を眺めては撮影したりしていました。
月の無い真っ暗な夜空に加え、フリシネット滞在に合わせてくれたかのような快晴。
いくら新月でも曇り空だったら星は見れないので、本当に幸運に恵まれ感謝でした。
タスマニア7日目。 フリシネット国立公園ではどちらかというと海がメインの人達が多い中で、我々の目的はやはりここでも登山。
去年と同じく我々が登ったのは、観光客が向かうハイキングルートと別れてマウントアモス。
標高こそ500m弱ですが海に面してるので登山口の標高、いや海抜が40mほど。途中に見られる花崗岩の様子がミルフィーユの上に碁石の様な岩が流れるように並んでいたり、動物のような形の岩が彼方此方に見られ、作り物かと思うほど面白い地形を登って行くのです。
このマウントアモスはクレイドルマウンテンに比べると技術的にはそんなに難しく無いのですが、花崗岩なのにとにかくザレザレの急斜面が滑りやすい。
そして、ここもやはり印と印の間は特に決められた道もなく、皆さん自由にあちこち歩いてます。
一応印を目安に自分の体型に合わせて歩けるところを歩くといった感じ😅
ここでも色々な国々の方達と声を掛け合いながらすれ違ったり、追い抜いてもらったりしながらほぼ予定通り登頂!
今回は全員揃っての登頂で、皆さん良い笑顔です。
ここの山頂からでしかワイングラスベイ全体が見る事が出来ないので、頑張って登って来る甲斐があります。
何より全員で登って来れたのが良い思い出です🙂
山頂は風が強かったので、少し降りた広いスペースでランチ。
ランチの写真はありませんが、この日作ったスパム握りは皆さんからなかなか好評だったので定番にしたいと思います。
メンバーさんが作ってくれた塩を足した『ふりかけ握り』も美味しかった!
さてさて、下山の方が滑りやすいので慎重に降りて行きますが、皆さん経験豊富なので思ったより難無く、安定の下山でした。
予定していた登山は全て完了し、誰一人怪我なく僕もホッとしました。
下山後は別荘の近所のお店に寄り、ご褒美の下山飯、いや下山アイスクリーム!
別荘に帰るとリビングの窓からは先ほど皆で登ったマウントアモスが正面に見えます。
自分達の足で登った後に見る山は感じ方が全然違いますよね。 この別荘にしてつくづく良かったです。
この日の夕食は鍋!! 登山した後に皆んなで囲むお鍋は最高に美味しかったです。
8日目の朝。 目が覚めるとタスマン海から日が昇り、リビングに光が差し込む美しい朝。
窓にカーテンが無いと家の中に居ても自然との一体感を感じられるので、実は我が家の窓も一切カーテン無しなんです。
真っ白に雪化粧した山や、黄金色に輝く紅葉、満月が眩しくて夜中に目が覚めたり、新緑に癒されたり、家の中で自然の移ろいを感じるのは、冬の寒さと引き換えにしても有り余る贅沢です。 だからここの別荘のオーナーとは気が合いそうですw
この日はフレシネットを離れ、いよいよスタート地点で今回の旅のゴールでもある州都ホバートに戻ります。
東側も美しい海岸線沿いの光景や牧草地が広がっていました。
ホバート市内に入ると急に交通量や情報量が増え、信号も無い野生の世界から戻ったギャップが凄い。
巨大なレンズ雲が少々気になりましたが、ホバート市内から遥か遠くまで見渡せる、標高1271mのマウントウェリントンに向かいました。
この山はホバートの風見鶏とも呼ばれ、海に面した山は午後になると上昇気流により風が強くなり、昔からホバートの人達は天候を予測するのにウェリントンに掛かる雲を見るそうです。
柱状節理で構成される頂上からの眺めは最高でしたが、ここは山頂まで車で気軽に来れるのでとても多くの観光客で賑わってました。
そして標高1270mの上は驚くほど広大な大地が広がっていて、とても州都の直ぐ裏とは思えない世界観です。
旅も8日目で長距離移動や数々のトレッキングで疲れも溜まってる筈なのに、皆さんとても元気で良い笑顔ですね。
1億8000万年前、ゴンドワナ大陸が分裂を始めた頃に割れ目から噴き出したマグマが創り出した世界最古の柱状節理や、恐竜時代から続く原生林、険しい山岳地帯、皆んなで見上げた銀河の星々、数々の大冒険を振り返りながらも、全員怪我なく無事にホバートまで笑顔で戻ってこれたのが何よりです。
お腹が減って来たので街まで降りて、この日のランチはシーフードレストランに入りました。
そして宿に戻り明日の帰国に向けて荷物を整理しながら、最後の晩餐で残りの食材を全て使い切りました。
タスマニア9日目。 この日は帰路につく日ですが16時頃のフライトまで時間がたっぷりあったので、まだ残っていた食材を全てトルティーヤで巻いてランチを作り半日観光へ。
先ずは土産物を見に、サラマンカマーケットへ。
イギリスの植民地だった名残りで、街並みもヨーロッパ調で素敵です。
とりあえず車を駐車した目の前にパタゴニアがあったので、吸い込まれるようにお店の中へ。
日本では売ってない商品も沢山あり、店員さん達もとても親切でした。
この辺りは昔は倉庫街だったようで、日本でいえば横浜の赤レンガ倉庫といったお洒落な街並みで何処を撮っても絵になります。
お土産を買ったら都会を離れ、郊外の町リッチモンドへ。
19世紀初頭、イギリスがオーストラリア入植時に本国からの流刑地としたタスマニア島。
重罪人たちの過酷な労働で200年前に作られたオーストラリア最古の石橋、最古の教会を見学しました。
この美しい教会も重罪人たちが作ったもの。
労働は死人が出るほど過酷だったのでしょうが、島流しの地にしてはタスマニアは天国過ぎます😅
リッチモンド一帯には牧場やブドウ畑が広がり、ワイナリーやチーズ工房もあります。
お腹が空いたのでお店の外のテーブルをお借りしてトルティーヤで最後のランチ。
最後に時間調整のため、ホバート空港の横の7マイルビーチへ。
タスマニアは州都の空港の側にもこんなに美しいビーチが広がっています。
ガソリンを満タンにしてからレンタカーを返却し帰路につきました。
帰りはシドニーで乗り換え、早朝5時に羽田着。今回のメンバーさんも全員愛知県在住なので国内便に乗り換えてセントレアへ。
羽田〜名古屋路線は山が好きな人にとっては神路線なので、全員左側の窓側席を取ったので富士山が出迎えてくれました。
富士山を上から眺められる空の旅で最後まで楽しんで頂き、セントレアで皆さんとお別れしました。
毎日笑いが絶えず家族旅行のように旅した皆さんとお別れするのは少し名残惜しいですが、皆さんから『楽しかった!』と言っていただけたのが僕には何より嬉しい瞬間で、やり甲斐を感じます。
今回も貴重な体験を沢山させて貰ったタスマニア11日間の旅も無事に終わり、最高気温32℃の州都ホバートから最低気温マイナス10℃の真冬の我が家に戻って来ると何だかフワフワした感覚で、長い長い夢を見ていたような錯覚を覚えますが、一度きりの人生の中で今回も大切な1ページとなる旅になりました。
日本の文化や自然も世界に誇れる貴重な財産ですが、海外を旅すると地球が本当に広く美しい奇跡の星という事を、日本国内では味わえないスケールと角度から実感できますね。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
※2027年について
来年2027年は2月上旬にタスマニア、2月下旬にニュージーランド(マウントクックやルートバーンがメイン)も行きます。
次回も新月のタイミングに合わせ、2月上旬出発で予定しています。(詳細はお問い合わせ下さいませ)























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高橋正治 (水曜日, 01 4月 2026 14:14)
写真を見ていると、とても懐かしく、2ヶ月前に引き戻されてしまいます。家族的な雰囲気で、楽しい山旅でした。林さんの細かな配慮に甘えっぱなしでした。
次回のスイスも楽しみにしています。
高橋直美 (水曜日, 01 4月 2026 18:14)
楽しく,懐かしく,読ませていただきました。名前を忘れて,友達にうまく話せなかったことが思い出されました。また,語ることができそうです。
毎日が本当に楽しかったです。次回のスイスが待ち遠しいです。エジプトや,ピレネーにも行きたいので,体力,脚力を維持できるようにトレーニングに励みたいと思います。これからもよくお願いいたします。
なおちゃん (水曜日, 01 4月 2026 21:43)
ツアー中では理解できなかったタスマニアの文化的な歴史、天文、気象、地質学的な内容などが、写真と文章を繋げながら読ませてもらうと、なるほど!と思う事ばかり。massyさんの文章力、素晴らしいです�